実家の父からTEL

お昼ごろにあった。86歳だけど、まだ声が若い(?何年か前と変わらない)ので、もうしばらくは元気そう。なんでも、10月には広島へ遊びに来る予定にしてたらしいのだけど、gukky家のお祝い事二つがあるから、年金生活者としては来広を3月に延期するとのこと。「孫が司法試験合格したって近所にふれ回った?(笑)」と言うと、「うん、あんまり自分の方から自慢なんてする人間じゃないのだけど、今回だけはせずにおれなかった。病院(年寄りは病院しか行くとこない)の看護婦にちょっと話したら、病院中に知れ渡って、看護婦達の扱いがすご〜くよくなったよ。ラ・サール→東大→司法試験なんて、誰でも彼でもは出来ないって!」と嬉しそうに、電話の声がちょっと湿った。私にしてみれば、両親に対する仕返しの意味も若干含んでいて、「あんたらがまともに円満に家庭を壊さないでくれてたら、私だってそれぐらいはいけたんだぜ!」という気持ちもあるのだけど、よくよく考えると、あんな劣悪な家庭環境で育ったからこそ、この夫と巡り会い、こういう誉にもありつけるのであり、恵まれた幸せなお嬢として育ったとしたら、それこそお見合いかなんかで、面白くもおかしくもない真面目だけど頭も悪い男と結婚してたんだろうから、劣悪な家庭環境で育ったことを恨む気持ちも薄らいだ。そんな話を今朝夫にすると、「そうそう、ワシとの出会いがよかったんよ!!」なんて嬉しそうにしてた。そして、「ワシは東大に行ってくれた段階で夢は叶ったから、いつ死んでもいいと思ってたよ。司法試験は思いもかけないデッカイ付録だわ。」なんて言ってた。「ちっちゃ〜!!私なんて歌って踊れる弁護士の母としてTVデビューする夢を実現させる!そのために、身体は自助努力で綺麗にするつもりだけど、顔は次男の稼ぎで美容整形する!特に口元を直す!」と言うと、夫は「口元を直すとあんたじゃなくなるgukkyの存在がなくなるじゃないか!その口元であってこそ、gukkyなんだから!」と大笑いした。