龍馬伝

今回は又もや土佐の厳しい身分制度のようなものが強調された感じ。あれぐらい虐げられると、鬱積した怒りとかが爆発するよなぁ。それじゃなかったら、一代で三大財閥の一つを築き上げられないよ。そして、死なないことが一番だ。龍馬だって多分そこそこの成功(商売上)はしたんだろうけどね。
薩摩だって、外様として酷い目に遭わなかったら、明治維新とか起こらなかったと思う。繰り返し繰り返し江戸の土木事業や治水工事やらをやらされて、しかもあの時代のことなんだから、江戸へ行くってだけでもお金かかるし、一ヶ月以上はかかって江戸へ行ったりしたんだろうから、そりゃぁ、怒りだって蓄積するのが当然だよ。
清だって、糞拾いで生計たてる貧民がいる一方で、ご馳走を100皿も並べさせ、味が気に入らないからって百叩きとかってやってる爪長女帝とかがいたりしたんだから、革命は避けられなかっただろう。
それにひきかえ、テレ朝ドラマ宿命1969〜2010の世界は、あの安田講堂の頃は、殆どは裕福な家庭の出身者だったのだろうから。私は丁度高校生だった。同級生の中にはそんな運動にかぶれてる輩もいて、誘われたりしたけれど、なんか違うと思った。だって、お正月に振袖姿で写った写真とか見せるような女が、革命だとか言ったって、チャンチャラおかしいと思ったもの。奨学金で高校に通ってて、成績不振で時々「もっと頑張らないと取り消しますよ!」なんて注意勧告の書状など貰ってた私は、まぁ勉強は嫌いだから、やらないにしても、そういう運動とかはやってられないと思ったもの。