龍馬伝

面白い!!
別に龍馬の信奉者でもなく、それほど彼のこと知らない。色んなドラマで脇役として描かれていた竜馬の断片をつなぎ合わせてみて、多分こんな人だった?ぐらいの知識しかないのだ。龍馬が主役ってドラマはずいぶん昔の龍馬がゆくとかって大河しか観たことないし、龍馬に関する本とかわざわざ読むほどでもないままに今日まで生きてきたし。なので、岩崎弥太郎と親交があったなんて知らなかった。勿論それだって、このドラマのオリジナルなのかも知れないし。何かの小説で人斬り以蔵のことは知ってたけど。で、岩崎弥太郎が面白い。岩崎弥太郎 - Wikipediaとても興味がある。まぁ香川照之が上手いってのが一番の理由かも知れないけど、竜馬がわりと裕福な家庭の出身だってことも初めて知ったけど、岩崎弥太郎と二人比べると、私には弥太郎の屈折した気持ちのようなものが痛いほど分かる。龍馬に「飢えたことがあるか?」って。
まぁなんでもそうだけど、新撰組のドラマを観ると、薩長が大嫌いになってしまうし、西郷隆盛とか倒幕派とかが主役のドラマ観ると佐幕派が嫌いになってしまう。そんなもんだ。過ぎてしまった過去のことなんて、後からはどうとでも味付けできる。どれが正しいなんてことない。誰もが一番いいことだって信じてやってきたことなんだから。
で、福山龍馬、アラフォーで、19,20の若者を演るのは流石に無理がある。顔は美しいのだけど、顎のあたりとかに年齢を感じる。そして極めつけは手だ。お願いだから、若い時の場面で手のアップはやめて欲しい。いや、そりゃぁ、福山様大好きだから、それでも許して、生温かく見守るけど、これは製作する側の問題だろう。