ナンバーディスプレイが

実家の番号を表示したら、心臓に悪い。受話器をとる前に身構える。一応どんな知らせでも動じないように心の準備をして、「おはよう!」と言うと、継母が「何事かと思って、ドキッとした?」と笑うから、ほっとする。そんな朝の始まり。「味噌の古いのがあるのだけど、食べる?忘れてて黒くなってるんだけど、美味しいよ。」って。まぁ美味しかったら実家で食べてしまうんだろうってレベルだろうけど、欲張りだから、「うん、食べるよ。ありがとう!!」と応える。色々話してると、継母の弟は夏に、妹はついこないだ亡くなってしまったって。継母は長女だから、弟、妹が先にってことがとてもこたえてるようだ。「辛かったねぇ。それはそうと、父さんは元気?」そんな訳はありえないけどきいてみた。「食べないのよ〜。体重が38kgしかないの。」仕方ないよねぇ。85歳でしかも癌だし、元々小さい人だからねぇ。「でも、高齢で太っているよりいいかもよ。寝付いた時、太ってると大変だもの。」とこたえた。そして、姑をおぶった時の重さが身体によみがえり、ちょっと腹も立った。ほ〜んと重かったんだもの。義兄夫婦はただオロオロしてるばかりで、私がおぶったんだから。
もう、親というのはこの父だけだから、生きてるうちに鹿児島へ帰りたいけど、中々。長男夫婦が鹿児島へ行きたいと言っているから、来年落ち着いたら行こうと思う。思ってたのに。。。ってことないように、なるべく早い時期に。