感動の最終回

チッチと子、とうとうチッチが直木賞受賞でめでたく終わった。授賞式の記者会見中に駆けつけて来たカケル君も一緒に金屏風の前。これから、二人の女性との問題はどうなる?なんてのは読者が勝手に想像する形だけど、私の好きなハッピィエンドだった。のっけから声をあげて泣いた朝6時15分ごろ。
単行本「チッチと子」は毎日新聞社から刊行予定らしいけど、簡単に内容を言えば、日本版クレーマークレーマー死別バージョン。クレーマークレーマーは間にVSがはいるけど、こっちは違うよ。
小説家、自分の体験を題材にしか書けない私小説家もいるけど、石田衣良が奥さんと死別して、一人で子育てしてるって話は聞かないのに、とてもよく描けていた気がする。