トラウマ

同じ年の従妹と20年以上ぶりに会った。小さな頃からまるで姉妹のように育った。私が12月15日生まれで、従妹はあくる年の1月の生まれだから、まるっきり双子のような従妹。色々話をした中で共通のトラウマを抱えてることが判明。
お墓参りが大嫌い。その理由が全く同じ。祖母がとても信心深く、お墓に花を絶やさないことが世の中で最も大事なことだと考えていたらしい。でも、彼女はリウマチを患っていて、歩けないものだから、私たち二人に一週間に一回、あるいはもっと頻繁に墓参りに行かせた。近所の子供たちとゴムとびや鬼ごっこやケンケンパーやビー玉遊びなどして、一番盛り上がってる最中にまるで地獄からのお沙汰のように「○○!△△!墓参りに行け!」と叫ぶ。どんなに楽しく遊んでいても、皆と別れて墓参りに行った。それがトラウマになっていて、私たちは離れ離れにそれぞれの人生を55年近く生きてきたのに、墓参りが何より嫌い。子供心に「石に花を飾って、お線香上げて、どうなる?」みたいに感じた思いを引きずって生きてるってことが分かった。私は墓参りと言わず、お仏壇に手を合わせたり、ありとあらゆる仏様(先祖をまつること?)関係が大嫌いで、もちろん、盆の行事や葬式や法事やなんかまでが大嫌いだ。
生きてる方の側が大事だと思ってる。でも、夫は僧侶だけど。