冷たい娘

でいることに徹した。割合涙腺が弱く、ここ一番では必ず泣けるまるで女優のような演技力の持ち主ではあるし、演技でなくても親子なんだから涙が出るのは当然のところ、堪えた。何故なら、疲れるから。母は既に86歳だったし、自分の生活を守り、人に迷惑をかけずに生きる日常生活ってのは、嫌でも毎日続くのだから、疲れて寝込んだりすることは許されない。可能な限り何事もなかったように日常生活をすることが、生きてる側の最善策だと考える。
それに、涙の防波堤を築く作業ってのは、防波堤を守るってのには熟練の技が必要で、その技にはたけている。感情のままに泣く方が熟練の技を要しないし、周りにも受けるってことも承知してるけど。
優しい言葉のひとつもかけてやればよかった。。とか、もっと世話をしてあげればよかったとか、色々思わなくはないけど、my own familyを守ることを選ぶ。それが、私の生き方。