何も変わらない

一日を過ごした。朝の5時前に起床し、弁当ふたつこしらえて、男二人を送り出したら洗濯や布団干し。それを終えたら、朝の10時前にはジムへ。
骨粗しょう症だった母の二の舞にならないように、運動をしなくちゃ。身動き取れないで、頭がしっかりしてるってのは本人も周りもとっても不幸だってことだけは学習出来たんだから。母の形見なんてものはなにひとつないけれど、食事と運動が大事だってことは心に深く刻まれたんだから。
(着道楽だった母は身動き取れなくなっても、高価な着物など、例えば本場の大島紬や上品な留袖や毛皮のコートなども私や親戚縁者に譲ることもなかった。が、住居を引き払ってグループホーム入所にあたり、整理を○○○の証人がやってくれたので、全てそちらの方で処分されてしまった。なので、残ったものはホームでの生活に必要なパジャマとか下着だけだったし、それもついでに○○○の証人に処分してもらった。遠く離れているし、病気の夫がいるから家を空けるのは出来ないのだし、弟や妹も高齢なので、仕方のないことだった。)