重力ピエロ

11個の劇場に貼られたポスターを見て、「おっ!加瀬亮だ!見よう!」とずいぶん前から決めてたのをやっと。
最高!!これ、原作は読んでないから、映像化するに当たって、どのあたりがカットされたかとか、細かいことはよく分からないけど、映画だけで判断すると、無駄なシーンやセリフが全くなくって、テンポもよくって、最近の日本映画では一番!!例えば、途中で「なんでこんな会話が。。。とか、こんなシーンが。。。」とか思ったりしても、最後には全てがイチイチ「フムフムそういうことだったのね!!」と肯ける、そんな映画だった。
それにしても、若き日の小日向さんの髪の毛、もっと上等の鬘があったろうに〜。。。オズラにちゃんと聞いてみたらよかったのにぃ〜。。。と思う程あんまりお金のかからないような鬘だったのが笑えた。そして、渡部篤郎が上手い、上手すぎると感じたわ。いつもだと小日向とかに軍配あげるけど、今回は渡部様の圧勝だ。少年時代の兄弟も大人になった時の岡田&加瀬に雰囲気までよく似てて、大満足だ。そしてラストも映画にありがちな普通じゃないとこが気に入った。これでいいんだよって思った。
脚本の相沢友子って人が上手いのか、監督がよかったのか、キャストがよかったのか、よく分からないけど、こういう映画に日本アカデミーあげたくなる感じ。ちなみに相沢友子って人はフジのドラマの「いつもふたりで」とか「恋ノチカラ」「鹿男あをによし」とかの脚本書いたらしいね。
仙台出身の人にとっては懐かしい場所とかもあるんだろうねぇ。一度は行ってみたいなぁ仙台に。