短大時代のルームメイト

脳梗塞で倒れて、現在右半身に麻痺が残り、言語障害も残ってリハビリ中だっていう。
長野県出身の彼女、某財閥系の化学メーカー勤務の独身貴族で、井の頭線駅近にマンション購入し、私なんて羨ましい暮らしだった。
一人暮らしだから、倒れてすぐには身動き出来ず、出社してこないのを不思議に思った勤務先の人が発見して病院に運ばれたらしい。9月6日の誕生日にやっと56歳って歳なんだのに。4月に倒れて、現在実家の長野県飯田市ってとこでリハビリ中なんだって。ご両親も既に亡くなってるから、弟君のとこで暮らしていて、連絡してきたのは弟君の奥さんだったらしい。
保険屋の仕事してた時、15年ぶりに連絡をとって、契約して貰ったのだけど、退職する際に同僚に引継ぎして貰っていたので、その同僚から昨夜電話があった。
この6年ぐらいの間、ほぼ毎年のように上京してたのに、用賀の会社に訪ねて行こうと思ったりしたのに、バタバタして、一度も会ってなかった。ついこないだふと今度上京したら、一回会おうと思ったりしたとこだった(某所で軽井沢の記事があったせいもある)。彼女とは青春時代を泣いたり笑ったりして過ごしたし、今より奔放だった私のこと、全て知ってるし、彼女のことだって全て知ってる仲なんだ。
コロコロしてて、目がクルクルしてて、可愛い口元で。。。37年以上も前に一緒に遊んだ頃のこと、喧嘩したことと色々思い出はいっぱいだ。私は悪筆だけど、彼女はとっても綺麗な大人の字を書く人だったのに、右手が不自由になってしまった。
一人暮らしは自由だし、都会暮らしは煩わしくないけど、こんなこともあるんだ。
最後に会ったのは契約して貰った20年ぐらい前のことだった。別にこれから先だって会おうと思えば会えるけれど、きっと会ってはくれないだろう。こっちだってどんな言葉かけたらいいのか分からないし。