初七日

僧侶Aが職場でお経をあげてくれた。色々と母と私の関係について考えてみたのだけど、結局は私に出来るのに、どうして母に出来なかった?ってことに尽きる。
子供のために結婚生活を維持出来なかったってことがやっぱり許せない。だから、こちらの結婚生活が長くなるにつれて、その思いが強くなっている訳だ。父はナルホド女性関係が酷かったのだけど、正直に言って、誰でも虜になってしまうようなルックスでもなく、性格がいい訳でもないんだ。背は低いし、顔だって次男とよく似たどちらかと言えば不細工星人に属する。それに、再婚した相手とはもう40年以上も一緒に暮らせてるんだ。再婚してからだって、女性関係が忙しくなかった訳でもないのに、再婚相手は子供(腹違いの妹)のために我慢出来たんだ。私に言わせると、よその女に目が行くような風にしちゃうってことがそもそも不合格だけど。私が人一倍いい女でなくむしろ不細工の極みだし、夫が誰も寄せ付けないような不細工星人とかって訳ではなく、どちらかと言えば上等の部類に属するんだし。
で、私が望んだわけでもなんでもないのに、離婚して女手ひとつで苦労して育てたのに!っていう圧力。それは鹿児島中に溢れているんだし。誰も私の気持ちなんて理解出来ないだろうし。理解させようと思えば、辛い思い出とか全て曝け出さなきゃなんないのだし。
だから、早くからこんな煩わしさから逃れたかった。