遅ればせながら

フラガールへ。
久しぶりの☆☆☆☆。寝るとか、起きていられたとかって次元ではなく、数多の映画賞に輝いたのも頷ける。
私が一番驚いたのは、昭和40年と言えば、中学一年生の頃なのだけど、炭鉱町にはまだボンネットバスが走ってた。鹿児島はもう走ってなかったのに。炭鉱の娘は継ぎのあたったモンペを履いており、虫食いだらけのセーターやコートを着ていたということ。想像を絶する貧しさだったんだなと思った。私だって、母子家庭でいい加減貧しい暮らしだったけれど、そういう身なりをしたことはないから。
キャストも申し分ない。一番感心したのは、松雪さんと蒼井優コントラストの妙。ちょっと訳有りのダンサーとして松雪さんが好演。そして、蒼井優の初々しい生え際の産毛とか肌の質感とかと比較することで、彼女の人生とかも推し量れる。あと、トヨエツが彼の出演作の中で一番合ってるって感じたのは、私が彼をあまり好きじゃないからだろうけど。微塵も知性のないのがピッタリ。
梨園の奥様も炭鉱のやり手のお母さんを好演してたけど、リヤカーを引くシーンには違和感が。ちょっとへっぴり腰だったかも。やはり、リヤカー女優ではピン子の右に出る者はいないと思われ。


ということで、フラダンスにチャレンジすることにした。つまり、すご〜く影響されてしまった。