私と映画その2

憧れの花の東京における短大時代。
試写会応募に明け暮れた。あの頃は往復ハガキで応募するって方法しかなかった。今じゃネットで応募ってのがあって便利だよね。応募するのに、お金が要らないってのが精神的に楽。
若大将なんてのは見渡す限り、どこにもいなくて、落胆の日々だったけど、バイト先の喫茶店の経営者夫婦が映画が好きで、BGMは大抵映画音楽の有線放送だったし、カウンターで映画の話で盛り上がることもシバシバだったから、ゴッドファーザーとかも我先に観に行った記憶がある。アル・パチーノとか、ダイアン・キートンとか。あの馬の首がベッドに転がってるシーンはショックが大きかったなぁ。まぁ色々観たと思うけど(新宿とかの三流館で、3本立て)あんまり記憶にないけど、何か言われたら、きちんと思い出せるかも。
失意の都落ちで京都暮らしの頃、夫と出会うまではあんまり観なかったかも。
夫と初めてのデートは映画だったけど、何を観にいったのかなぁ?とりあえず、初デートから一ヶ月ぐらいで、一緒に暮らし始めて、二人で映画三昧。年間100本観よう!なんて言って。夫は手帳に感想とかメモしてたみたいだけど、あの手帳は何処に行ったのか?明日に向かって撃てとか、ある愛の詩とか、俺達に明日はないとか。そう言えば、フェイ・ダナウェイ菊池凛子って似てるよね。もちろんメイクした顔だけど。ジャック・ニコルソンカッコーの巣の上でとか、イージー・ライダーとか。あれっ、ピーター・フォンダってどうしてるんだろう?ダスティン・ホフマンとかロバート・レッドフォードとか。枚挙に暇はないけど。とにかくお腹一杯観たなぁ。それでも、あの頃はまだブルース・リーも観たりしてた。今は香港とか、ハンリュウとか観る気がしない。やっぱり、お金払って観るのなら、アングロサクソンとか英語とかの方が好き。って言うか、タダでも観たくないってのが本音だな。のぺっとした顔は現実生活だけで、お腹一杯だ。