昨夜から始まった

不毛地帯を録画してたので、さっきから観始めた。冒頭のシベリア抑留時の映像を観て、母のすぐ下の弟、多分現在86歳ぐらいのことを思い出した。叔父もシベリア抑留体験者で、本人から聞いたことはないけど、祖母や母から聞かされた話を思い出した。シベリアから帰還したばかりの頃の叔父は栄養失調で立ち上がることさえ出来ず、骨と皮だけで、目ばっかりが大きかったらしい。そして、ここから先はその話を思い出しただけでも涙が出るけれど、雑炊のようなものを食べながら、同時に下からも垂れ流してたぐらいの悲惨さだったらしい。とにかくひもじい思いをしたらしいから、下しながらもお茶碗は手放せないぐらいの状態。今の私たちからは想像もつかない非人間的な扱いを受けたのだろう。そりゃぁ、あんな極寒の地で食べるものなどあろう筈もないんだから、捕虜は酷過ぎる思いをさせられたに違いない。勿論無謀な戦争に突入したのも悪いと思うけれど、相手国のことはどうしても好きになれない。広島で生きていて、原爆の被害に遭った人々に囲まれて生きていても、やはり彼の国の方が嫌いだ。