チェンジリング

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超久しぶりに公開初日初回の上映、朝の9時20分からってのを観た。近隣のシネコンで一番でっかい劇場だったから、そのあまりの広さに驚く。巷の評判どおり、いい映画だったし、アンジェリーナもよかった。でも、監督のクリントイーストウッドの力量が一番かも。彼は演者としてより、監督としての方がいいのかも知れない。時代が1923年なのだけど、どうやって撮影したのか知らないし、その頃のロスがどうだったのか知らないけど(その頃だけじゃなく、現在も未来も。。orz)ほぼ正確に再現されてたのでは?と思った。あのファッションも、いかにもそうだったんだろうなぁ。。で、一番驚いたのはアメリカの豊かさだよ。日本だと昭和初期な訳で、下手するとチョンマゲだったんじゃないかってぐらい(笑)なんだけど、母子家庭なのに、あんなでっかい家に住んでいて、冷蔵庫があったりする暮らし。。こんな国と戦ったんだから、無謀過ぎだったんじゃない?とまで思った。
閉鎖病棟のシーンでは「カッコーの巣の上で」とか、「17歳のカルテ」とか思い出したのだけど、夜衛星でカッコーやっててびっくりした。
アカデミーのとこは「貰えたら嬉しいよ!」って監督のメッセージのようなお遊びなのかな?と思ったし、アメリカではアカデミーって庶民にも深く根付いてるイベントなんだろうと思った。牧師役のジョン・マルコヴィッチ、どっかで見た記憶があったのだけど、あのコン・エアの犯人役の男だった。悪い警部役のジェフリー・ドノヴァンってどっかで見た気がしたけど、調べてみたらスリーパーズに出演してたらしい。
日本では、それ程の注目度もないけど、昨夜。まぁほぼ予想通りの結果だった。シニア女優はもうお腹イッパイで却下というのは家族全員の意見。貝の主演女優は多分駄目だろうと思っていたのだ。嫌いじゃないけど、自然でない感じだもん。あんな力の入ったしゃべり方する人っていないもんなぁ。もう少し力が抜けた感じに、普通にそこらにいそうな感じで演技できるようになればいいんじゃないかなぁ。そこいくと、余さんなんて、主役やることはないけど、「そういう人いるよねぇ。。」と感じる、ちょっと不幸な女を演じるのが上手い。椿山課長の7日間なんて、彼女で泣けたもん。
そうそう、松山ケンイチもいたのだけど、「ガリバー君に似てるよねぇ!!ガリバー君の方がいい男だけど!」と親子で話した。