饒舌な美容師と

饒舌な外科医は信用出来ないのは私だけ?

毎週金曜日の10時からはピラティス受けるんだけど、早く行ってあげなくちゃと思って、9時半に家を出ても、芸備線広電宮島線利用で自宅から行くと、1時間以上かかってしまう。正直遠いな。長男のアパートからは近いんだけど。
痔の手術を受けるのが確定してる病院へ着いたのは11過ぎだった。
まず、看板を見ると、10項目ぐらいの診療科目が並んでいたのだけど、肛門科は5,6番目に書いてある。
えっ!肛門科専門医じゃないの?orz
玄関はいると、患者の姿は皆無。いつも夫にくっついて行ってる診療所とえらい違い。
窓口で「gukky長男は?もう手術したんでしょうか?」「いえ×2。。院長とお話してください。」と案内されたから、診察室にはいる。
既に手術用の淡いブルーの装束をまとい、お揃いの帽子を被った年寄りがいきなり、「私、手術はもうしたくないんです、心臓も悪いし、○○年してないんだけど、息子さんのは手術した方がいいと判断して、色々息子さんと話した結果、うちでやるのがベストと思います。」てなことをトウトウと喋りだした。
(´ゝ`)ハァ?
「初診の時はひどい状態だったけど、投薬1週間経過して、今治まってますが。」
(´ゝ`)ハァ?
色々なんだか弁解ともとれるような話を聞いたあと、「よろしくお願いします。。」と言った言葉には躊躇いがあったのは隠せなかった。まさに、((( ;゚Д゚)))ガクブルだったのは言うまでもない。病室は2人か3人部屋が5,6室あったみたいだけど、全館でたったひとりの入院患者が息子って状態だ。看護婦さんが1人いて、「今夜私が自宅が近いので、宿直することに決まったんです。」とか言うし。まさに、久しぶりの手術、入院患者を抱えるって事実がヒシヒシと伝わってくる。私の顔色が変わって、気色ばんでいるのは初対面の彼女にも分かったらしく、「じゃ、ゆっくりお話ください。」と席をはずしてくれた。
既にパンツ1枚と、白い前開きの手術用の浴衣みたいなの着た長男と二人だけになるやいなや、
「なんで、こんな病院だってことを言わなかったの!!?何年も手術したことないような医者じゃないの?!麻酔だって、下手すりゃ大変なことになるんだよ!」と大声で喚き散らしたのはご想像通り。「すぐに、着替えなさい!!先生には母さんが話しするから!」と。もちろん長男は呆然とするし、半泣き状態。
保険屋だったんだから、痔で入院したお客さんも沢山いたから、術後の大変さもよく理解しているし、有名な痔の医者だって知ってる。何より、手術当日しか看護婦が宿直してくれないとなると、どう考えたって私がついていなくちゃならないだろうし、早めに退院させてくれるって言っても、アパートでひとり飲まず食わずで悶々と痛みに耐えなくちゃいけない訳だ。「他の病院なら、もっと長く入院しなくちゃだけど、当院なら3日ぐらいで退院出来る。」って言われたらしいけど、それって、要するに入院に対応出来ないってことだし、それ程よい病院なら、行列の出来る病院である筈。
長男としては、仕事に穴を開けるのを最小限にしたいってのが一番だったんだろうけど、それはよく理解できるし、偉いなと思うんだけど。で、こんな時夫のC型肝炎ってのは格好のお断りの理由になるんだ。
「主人がC型肝炎で家をあけられないから、もっと近くの病院にさせてくださいm(__)m」で脱兎のごとく逃げ帰った。

そんな訳で、昨日の内に有名な痔の専門医に行った。で、現在症状が治まっているせいでもあるけれど、手術を勧められることもなく帰った。
そりゃぁ、ペグリバぐらいの治療だったら、お願いできるかも知れないけれど、外科医ってやはりある種技能職だから、何年もメスを持ったことないような医者には例え肛門であっても安心してお任せはできないだろうと思った。